スーパーやレストランのレジでお金を払う。
上手く会計が出来たときの達成感が好きである。
この記事では、最も合理的なお金の払い方を考察する。
(カードや電子マネーについては考えない。)
評価指標は3つ。
「おつりの少なさ」「残る小銭の価値」「スピード」である。
「残る小銭の価値」とは、
自分にとって便利な小銭を残して置こうとすることである。
「残る小銭の価値」は主観的なものである。
例えば、あなたが100円玉が便利だと考えるならば、
できるだけ、50円玉二枚で代用しようとするだろう。
人によって小銭の価値が違うということが、
レジでお金を払うという行動を面白くしている。
また、「おつりの少なさ」と「スピード」の関係性は、
おつりが少ない方が、店員さんが手間取らなくて、会計が速くなる場合もある。
我々が小銭を探すのに手間取って、会計が遅くなる場合もある。
「おつりの少なさ」と「スピード」の関係性が状況によって変化するというのが、
レジでお金を払うという行動を面白くしている。
(ちなみに、合理的な選択を行うための学問を「ゲーム理論」というらしい。
あまり、「ゲーム理論」について詳しく知らないので、
間違っていたらご指摘ください。
「ゲーム理論」とは相手の選択によって場合分けをして、
私が何を選択すれば、最も私にとって損が少ないのか考える学問らしい。
しかし、今回の議題においては「ゲーム理論」は適用できないと考える。
理由は二点ある。
一点目は、「ゲーム理論」は相手の評価指標を知った状態じゃないと場合分けできない点である。
レジにおける相手は店員さんである。
店員さんの評価指標も分からないので場合分けもできない。
二点目は、「ゲーム理論」では、相手も合理的に、
つまり「ゲーム理論」に基づいて行動していると仮定する点である。
店員さんは、必ずしも合理的に動いてくれるとは限らない。
以上二点より、「ゲーム理論」は破綻するのではないかと思う。
「ゲーム理論」では語りえないからこそ、この議題は面白い。
以上余談でした。)
おつりの量を減らそうと考えたら、小銭を探せば良い。
しかし、小銭を探すと、「スピード」が疎かになる場合がある。
逆に「スピード」を追求したいなら、お札をポンと出せばよい。
しかし、おつりの量は増えてしまうかもしれない。
私はまずお札を用意する。
店員さんがバーコードを読み取るのに手間取っていたら、
小銭を下から探して行く。
例えば、 377円だったら,
まず、500円玉か1000円札をポンと出す。
店員さんの様子を見つつ、
1円玉→5円玉→10円玉→100円玉→50円玉の順で探して行く。
私は「残る小銭の価値」を最も重視する。
私は1円玉<5円玉<10円玉<100円玉<50円玉の順で使いやすいと思っている。
特に、私は50円玉が好きである。
よって、50円玉をなるべく手元に置いておきたいと考えながらお金を払う。
(ちなみに、私は50円玉が大好きである。
50円玉はとても便利である。
50円玉という概念そのものが合理の塊である。
まず、小銭を探す手間が省かれる。
さらに、必要か必要でないか感覚的に分かる。
加えて、一回に使うのは最大でも1枚である。
100円玉が足りない時は代用もできる。
よって、ぱっと取り出したり戻したりすることが可能である。
また、桁上がりの計算もしやすいので、払い方に柔軟性が生まれる。
ただ、100円玉とちょっと似ているのが玉に瑕。
沢山の小銭で埋まっている状態だと、穴が見えないので、区別がつかない。
100円玉だと思って取り出したら、50円玉だったなんてこともある。
眼で見ても分かりやすいように、デザインを変えて欲しい所だ。
それを差し引いても、便利な貨幣だと思う。
例えば、462円とかの時に、512円払って、
50円帰ってきたときの、カタルシスが凄い。
私は50円玉が好きなので、手元に残す。
最終的に、財布の中身は50円だらけになる。
50円玉は便利だが、私は使わないので意味が無いのかもしれない。
以上、余談でした。)
人によっては、大きいお金を出した後に、
5円玉と50円玉を先に探すかもしれない。
5円玉と50円玉は、いるかいらないか、1 or 0枚しかない。
分かりやすいので、値段を見た瞬間に必要かどうか分かる。
よって、ぱっと取り出すことが可能である。
「スピード」を最も重視している人は、
このような探し方になるのではないかと思う。
このように、レジにおける合理的なお金の払い方は人それぞれだということである。
なぜなら、どの評価指標を重視するかによって変化するからである。
この記事を読んだ皆さんも、お金の払い方を研究して、
自分なりに最強の理論を組み立ててみて欲しい。