無職転生19話「ルート選択」感想

無職転生19話「ルート選択」視聴しました。

今回も面白かったです!

原作WEB版のみ既読です。

ニコニコで視聴しました。

感想をまとめて行きます。

ネタバレなし感想

ネタバレあり感想

超絶ネタバレあり感想の

三部構成です。

 

目次です→

 

 

公式サイトはこちら→

ONAIR | TVアニメ「無職転生 ~異世界行ったら本気だす」公式サイト

 

ネタバレなし感想

 

鳥肌OP

前奏から心を掴まれた。

中国風の前奏と共に、朝日に輝く中国風の港街がドーンと出る。

ぞわっとした鳥肌が全身を駆け抜けた。

マジでかっこいい!

背景様、美術様、演出様、大原様ありがとう!

朝焼けに照る街並みも、中国っぽい険しい崖も、タイ米っぽい米も、

赤い鳥、十二国記EDっぽい車輪、光を反射する棚田、

全部バチっと決まっていてすごかった!

そして、ルディー一行はシーローンへ!

という所でタイトルコール。

 

シーローン王国

アジアっぽい感じ。

エキゾチックな雰囲気。

これぞ、異世界という感じだ!

ファンタジーでアジアっぽい所が出てくると、世界観がぐっと引き締まるよね。

 

どこか、元にした地域があるのだろうかと思って色々調べてみた。

ニコニコに3つほど説があったのでそれを基に色々調べてみた。

似ているか似ていないかの判断は主観なので悪しからず。

 

一つ目、インド周辺説。

シーローン=セイロン、つまりセイロン島を基にしたのではないかという説。

調べて見たら、セイロン島ではなさそうだ。

他のインドの地域も知らべてみたが、分からなかった。

似ているような似ていないような。

ただ、面白い意見だと思った。

 

二つ目、中国西部説。

シルクロード周辺、特に中国西部が似ているコメントがあった。

マブラブの影響で中国西部といえば

カシュガルのイメージがある。

カシュガルを調べて見たら、自分は似ているように感じた。

王宮周りの雰囲気は確かにカシュガルに似ている。

シーローン=西龍

みたいな感じか。

 

三つ目、東南アジア説。

原作者のツイッターによると

監督にタイっぽくしていいかと聞かれたらしい。

街並みや民俗は似ているような気がする。うーむ、難しい。

そういうのを調べる資料みたいなものがあればいいんだけど。

 

 

天才

アイシャの賢さが分かる回だった。

 

アイシャのセリフから凄さがにじみ出てくる。

世間一般から見て、

「パンツを大事にしているのは、自分の経験から考えると変態である。」

というのを理解している。

大人でも、物事を俯瞰して見れずに感情のみで生きている人は沢山いる・

6歳でここまで客観的に物事を見れるのは異常である。

6歳で、自分の経験から考えたり、世間一般を理解できるのもヤバい。

逆算、分析、根拠を得るための裏取りまでできちゃう。

論理の組み立て方も賢い。

「兄は頼りにならない」

「なぜなら、裏をとったら兄はこういう人間だからだ。」

「世間一般から見て、こういう人間は異常である。」

「具体的に、こんな根拠もある!」

「よって、明らかに兄は変態である!」

という論法である。筋が通っている。

6歳でここまで理屈立てて喋れるアイシャは異常である。

 

お母さんを助けようとルディーが言ってくれたときに、

困惑しているのも賢い証拠だと思う。

普通の子供だったら、「ありがとう!」と言って素直に喜ぶ所である。

世の中、そんなに上手い話はなく、

善意でやってあげるよりも、

ギブアンドテイクの方が、

後腐れが無くて助かるし、信頼できると思っているのかもしれない。

天才である。

 

 

順番を間違える

ルディーは助言とは違う行動をとってしまっている。

ヒトガミは、アイシャを助けてから手紙を出せと言っている。

ルディーは、手紙を出してからアイシャを助けている。

あれだけいっぺんに言われたら間違えるのも仕方ない。

よって、ヒトガミが見せたのとは少し違う未来になってしまった。

 

ネタバレあり説明

ここからは、ネタバレ注意。

盛大なネタバレは無いと思うが。

原作未読でも、ちゃんと世界観を知りたいよーという人向けに説明。

知っていたらよりアニメ版の凄さが分かる情報をまとめて行く。

アニメ以外の情報を入れたくないよーという人はここまで。

ここまで、読んでくれてありがとう!↓↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中国っぽい港町

OPに出てきた港町は、王竜王国と呼ばれる場所だと思う。

竜王国は4つの属国を従える大国である。

その一つがシーローン王国である。

シーローン王国の北部には、

400年前のラプラス戦役が尾を引いて、

未だに紛争が絶えない地域もあるとか。

シーローン王国は王竜王国の属国となることで、

紛争地帯を生き残ってきた。

 

 

 

超絶ネタバレあり感想・説明

ここからは、超絶ネタバレ注意。

未読は読んじゃダメ!

原作既読者向けに書いている↓↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠くの子守の唄

無職転生における、「神子」と「呪子」に関する歌だった。

この世界には特殊な能力をもって生まれる子供がいる。

その能力がプラスのものだったら「神子」と呼ばれて持て囃され、

マイナスなものだったら「呪子」と呼ばれ忌み嫌われる。

ただ、本質はどちらも同じものであるらしい。

今回のOP「遠くの子守の唄」はこの二者の対比を詩にしていた。

1番は「呪子」についてである。

「天からの授かりもの」によって、母から愛されずに、

最終的に殺されてしまった「呪子」の唄だと解釈した。

2番は「神子」についてである。

「天からの授かりもの」によって、母から遠ざけられ、

最終的に幽閉されてしまう「神子」の唄だと解釈した。

ザノバとリリア両方を想起させる歌詞である。

Cメロでは、「定めを受け入れよ」、

そして、「涙は誰の目にも滴るもの」、

両者とも「天からの授かりもの」を背負って苦しんでいるんだ、

と解釈した。

ラストサビは、普通の子供抱きながら子守唄を歌う母が描かれる。

 

眠れ眠れ私の子よ

どんな姿形も愛している愛している

安心して眠れ眠れ

 

呪子でも神子でも、

私ならあなたを愛せる、という純粋な愛ともとれるかもしれない。

そんなのは嘘だという皮肉にもとれるかもしれない。

また、本当は転生者であるのに、

「私の子」として大切に育てられた、

ルディーに向けた歌詞と捉えてもいいかもしれない。

 

私はこの歌を、

普通の子供だったら、母の愛に触れて生きることができたはずなのに、

「天からの授かりもの」を背負ってしまったがゆえに、

不幸になってしまった「神子」や「呪子」が描かれた歌詞だと解釈した。

次回、神子ザノバが出てくる。

呪いを持つオルステッドも次々回あたりに出てくる。

凄いピッタリな曲だと思う!

 

地理について

中央大陸はアジアっぽい感じだった。

中央大陸の紛争地帯というのは、

中東のイメージなのだろうかと思った。

竜王国が中国っぽい感じなのだとしたら、

最終決戦の、スペルド族の村や鬼神の島周辺は、

倭の国なんじゃないかと思った。

どんな感じで描かれるのか、今から楽しみである。

 

ついに!

ついに、次回ザノバが登場する。

無職転生の理系三人衆が凄い好きなので嬉しい。

あ、理系三人衆っていうのは、ザノバ、クリフ、ナナホシの三人の事。

機械工学のザノバ、回路工学&情報工学のクリフ、理論物理のナナホシ

みたいな感じで理系っぽい。

理系三人衆と勝手に呼んでいる。

一応、7話で一瞬ザノバが登場している。

どんな感じで成長したのか気になる。

楽しみである!